“ここより永遠に(隅田公園 ver.)”, 2021 [Performance] 

写真:阪中隆文

“ここより永遠に(隅田公園 ver.)”

本公演は、2014年に行われた大人数編成による即興演奏を主とする公演『ここより永遠に』の野外バージョンである。隅田公園で開催のパフォーマンス・イベント「Agoraphobia」で発表された。
ギター、ベース、キーボード、ドラム、デスボイス、大正琴、小豆洗いの総勢11名の演奏者が、公園内の1本の樹木を中心として円形に配置されている。観覧スペースが設けられているが、仕切りはロープのみのため、一般の公園利用者も観覧可能である。
奏者は持続音を奏でるか、単純なリズムを刻むかどちらかしか行えないようになっており、各奏者の演奏時間は相互依存的に決定される。演奏時間が経過するごとに奏者は1名ずつ演奏を止め、奏者が配置された円型の周りを静かに歩き始める。全ての奏者が演奏を止めると、歩行者の描く円は次第に大きくなり、観覧スペースを越えて一般の公園利用者に溶け込んでいく。
指定の時間を迎えると「ミスターかくし芸」の異名を持つマルチタレント、堺正章に扮した奏者が、演奏スペース中央でのテーブルクロス引きを成功させることで公演は終了となる。

2021年10月3日(日)
会場:隅田公園

出演:core of bells、足立靖明、小林絵美子、杉本拓、田中淳一郎、田中真琴、長谷川弘嗣
音響:片岡敬

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