“怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第一回公演 お気づきだっただろうか?”, 2014 [Performance]

写真:前澤秀登

怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第一回公演
“お気づきだっただろうか?”

「あるバンドのライブ公演に怪奇現象が映り込んだ心霊ドキュメンタリー映像」という体で行われるcore of bellsの激しいライブパフォーマンスが、「お気づきだっただろうか?」というナレーションと字幕と共に中断され、怪奇現象の起きる直前から再開される。同じ曲が一挙手一投足同じ動きで何度も演奏されるうちに徐々に怪奇現象の起きた箇所が浮かび上がり、スーパースローモーション(の体)で繰り返すと、演奏中にメンバー達が高速でプレゼント交換を行っていたことが判明する。
複数の怪奇現象に合わせてループとクローズアップを重ねるうちに、ライブパフォーマンスはパラレルワールドに突入し、ループされる以前には存在しなかった魑魅魍魎がステージ上を跋扈し始める。次第にメンバー達の演奏は分解され、目的を持たない行為そのものだけが延々と繰り返される。

>>>佐々木敦氏による批評文はこちら

2014年1月23日(木)
会場:六本木 Super Deluxe

出演・制作:core of bells
DJ:伊藤ガビン
照明:小池みのり
音響:片岡敬
協力:宮崎晋太朗、土屋光、木下夕希、足立靖明、北尾望、森嶌千賀

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