“怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第三回公演 Last Days of Humanity”, 2014 [Performance]

写真:前澤秀登

怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第三回公演
“Last Days of Humanity”

総勢15名の姿の見えない演者たちが「気配」を奏で、120分の「退屈」のアンサンブルを展開する。
会場内には演者たちが様々な方法で姿を隠し点在している。死体を模した紙製の人形の下に隠れる者、半透明のプラスチックボードで覆われた小屋に潜む者、スーツロッカーの中に閉じこもり歩き回る者、携帯電話で誰かに指示を出し続け長髪で顔面を覆う者、その指示に応じるプロジェクションされた映像の中に潜む者。中華料理店の電話予約を取り続ける者と、その背後をついて歩く赤いコートのフードを目深に被った者が、それら姿の見えない/隠れた者たちを指揮するように会場の中心を徘徊している。明解な始まりと終わり、カタルシスを迎えることはなく、幽霊たちによるダンス・パーティでは「気配」が鳴り続ける。

>>>平倉圭氏による批評文はこちら

2014年3月19日(水)
会場:六本木 SuperDeluxe

出演・制作:core of bells
照明:横山紗木里
音響:片岡敬
協力:土屋光、足立靖明、神谷峻輔、島田桃子、sei、平沢花彩、宮部純子、安食真、田中真琴、黒川幸則、飯田克明

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