怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第七回公演
“Time is Fuckin on Time”
本公演は開演に先立ち、公演前々日から翌日に至るまでの広範囲にわたるタイムテーブルを公開することから始まる。
タイムテーブルは公演準備のスケジュールから、core of bellsのメンバー達の食事の時間と内容に至るまで細かい粒度で記載され、公演当日の共演者である「横浜国立大学モダンジャズ研究会」や「悪魔のしるし」主宰・危口統之のバンド「ROLLING JET JAGUAR」のセットリストまで公開されている。対象は演奏者に限らず、横浜から東京タワーまで完走を目指すマラソンランナーが何時何分にどこを通過するか、ロールキャベツの調理部隊がどのような工程で料理を完成させるか、格闘技のトーナメントを誰が勝ち抜くか、観客がそれらをどう鑑賞するかに至るまで、公演当日に同時進行で起こるあらゆる出来事がタイムテーブルに含まれている。
観客は公演当日に全ての出来事がオンタイムで進行していく様子をタイムテーブルと照らし合わせながら体験する。公演の終盤では、タイムテーブル通り会場内に異界への入り口が開かれ、それが閉じるまで沈黙に包まれる。
>>>九龍ジョー氏による批評文はこちら
2014年7月23日（水）
会場：六本木 SuperDeluxe
出演・制作：core of bells
音響：片岡敬
協力：ROLLING JET JAGUAR、横浜国立大学モダンジャズ研究会、田中淳一郎、村田博司、黒川幸則、高橋聡太、石井華織、太田遥、足立靖明
