“怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第十二回公演 ここより永遠に”, 2014 [Performance]

写真:前澤秀登

怪物さんと退屈くんの12ヶ月 第十二回公演
“ここより永遠に”

総勢12名の演奏者による即興演奏。奏者には持続した音を出すか、単純なリズムを刻むかのどちらかしか行えないよう制限が課されている。
会場内には、ギター、ベース、ビオラ、シンセサイザー、ドラム、デスボイス、自転車のベル、バスケットボールなどの奏者が、会場中央の観客席を楕円状に囲んで配置され、中には「小豆洗い」「小豆量り」など日本古来の伝承上の存在である妖怪の姿もあり演奏に参加している。会場内の照明は各奏者の手元に3本ずつ灯されたロウソクのみであり、演奏の経過に従って1本ずつ消され、灯りの尽きた奏者から演奏を止め観客席の周囲を静かに歩き始める。全ての演奏が終わる頃には暗闇の会場内を奏者の気配だけが漂っている。
「ミスターかくし芸」の異名を持つマルチタレント、堺正章に扮した演者が、奏者の残した酎ハイの空き缶とポテトチップスで散らかる演奏台のテーブルクロス引きを成功させることで公演は終幕となる。

>>>伊藤亜紗氏による批評文はこちら

2014年12月8日(月)
会場:六本木 Super Deluxe

出演・制作:core of bells
照明:小池みのり
音響:片岡敬
出演:杉本拓、田中淳一郎、遠藤一郎、三浦翔、山野勇気、足立靖明、高橋聡太、荒木悠、神谷峻輔、小林耕平、新宮隆、村田博司、松尾宇人、小池唯徳

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